人中短縮(上口唇リフト)
術式説明
人中(鼻と唇の間の部分)を短くすることでバランス良く引き締まったお顔立ちを作ります。
鼻翼から鼻腔内、鼻柱基部を通るできるだけ目立たない部位で切開します。
口輪筋などの筋肉からしっかりと処理し縫い合わせることで、傷にかかる負担を限りなく減らし後戻りも予防します。
口角挙上術などと組み合わせることで、よりデザイン性のある唇を作ることも可能です。
手術概要・アフターケア
- 麻酔
- 静脈麻酔、全身麻酔
- 手術時間
- 約1時間
- 通院
- 1週間(抜糸)、
1ヶ月、3ヶ月 - ダウンタイム
- 約1週間(完成は4~6ヶ月)
- シャワー
- 当日から首下シャワー可
(ぬるめの温度設定で) - メイク
- 傷以外は翌日から可
- 固定
- 無し
- 洗顔
- 翌日から可
- 洗髪
- 当日から可
人中短縮の主なリスク
傷あと、陥凹、肥厚、創離開
肥厚性瘢痕になり目立ちやすい部位です。目立ちにくい工夫と細心の注意を払い縫合を行いますが、傷あとを無くすことはできません。皮膚や粘膜を切開し、内部組織を触る以上瘢痕拘縮は生じます。半年~1年で落ち着きます。術後1~2週間、無理な力が掛かったりすることで傷が開くリスクがあります。
感染
極めて低い確率ですが生じることがあります。
知覚異常
頻度は低いですが術後一定期間、傷周囲の知覚鈍麻が生じることがあります。ほとんどの場合数か月で改善します。
出血、血腫
術後の内出血が溜まることで生じることがありますが、ほとんどの場合自然に吸収されます。
鼻翼基部の下降
バランスを無視し距離を短くした場合、縫合により鼻翼基部が引っ張られ、下がったように見えることがあります。適切な切除幅でデザインすることで回避します。
薬剤アレルギー、麻酔トラブル
薬剤によるアレルギーはどんな方でも生じるリスクがあります。気道確保のため術後のどの痛みを生じることがあります。歯のグラつき、欠け、抜歯が生じるリスクがあります。麻酔(局所、静脈、全身、その他)は非常に稀でありますが死亡を含む重篤な合併症(梗塞、血栓症、換気障害、低酸素、悪性高熱)を引き起こすリスクがあります。
持病の増悪
これまでの病気や内服薬を全てお教えいただいております。現在治療中の病気がある場合には主治医の許可(診断書・診療情報提供書など)が必要となることがあります。申告が無かった場合のトラブルには当院は一切の責任を持てません。
※その他予期せぬ合併症が起こる可能性がございます。