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2025.08.07
今回は美容のことから離れて。クラスクリニックの立ち上げ時、実は一番こだわった事についてです。
私、院長の松本、〝香り〟マニアなんです。クリニックの全体像を考えたとき、一番大切にしたこと、それは〝空気間〟空間に足を踏み入れた時に包まれる、その瞬間に感じるものを大切にしたいと考えました。
良いホテルのロビー、そこにはそのホテル独自の包まれる感覚がありますよね。いつ行っても同じ、拡がる空間や音、そして香り。
何度も利用したことがあれば、「あー、帰って来たな」みたいなホッとする感覚。初めて足を運んだところでも、「なんか落ち着くな」と緊張を解かせてくれる環境。
それって香りが影響していませんか?
実は自分は25年くらい同じ香水を使っています。その間、色々試しては見たけど自分にしっくりくる香りはコレ、と結局離れられないんです。〝Fragonard, Cologne Grand Luxe〟香水にしては比較的値段も安いこの香水、ずいぶん前に日本から撤退してしまったものの諦めきれず海外通販や出張の際に買いだめしています。
そんな香水を邪魔しない香り、クリニックのイメージにある香りを見つけるのに時間をめちゃくちゃ掛けました。クリニックの設計やクリニック名を考えるよりも、香りを選ぶのに時間が掛かって他の準備が進まず…。
まず、全体のイメージとして各部屋に置いているディフューザー。都心のほぼ全部のデパートを周り、試して見つけました。そのこだわりと言ったら、Myコーヒー豆を持ち歩くほど。(※続けて香りを試すとき、コーヒー豆を嗅いで鼻をリセットします)100種類以上を試して、結果なんと日本製のものにたどり着きました。灯台下暗し。
次に、エントランス。こちらは毎朝お香を焚いています。クリニックなのでお寺や仏壇を連想させないお香、結構難しいんです。伽羅や白檀が入るとどうしてもお線香っぽくなってしまう。しかしフローラルや軽すぎる香りはイメージに合わない。こちらも京都の老舗お香屋さんを廻りにまわり、、、。80種類以上を買い集めて毎日部屋で炊いて試しました。最終的に日本最古と言われるお香屋さんの1本にたどり着き、毎日お香を焚くところからクラスクリニックの1日は始まります。
最後はトイレ。全体のイメージと同じ流れを汲んでいながら、やや強めのものをチョイス。甘すぎない、スパイスが効いていない、お花畑にならない。そんなバランスを大切にした香りです。
施術とは直接関係のないこだわりですが、いらして頂いた方に少しでもリラックスしていただける、繰り返し来たくなる、そんな空間で皆様をお待ちしております。
クリニックにいらした際は、そんな院長のこだわりポイントも楽しんで頂けたら幸いです。
執筆者
院長松本 茂
日本形成外科学会認定専門医 日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医
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