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2025.06.24
“たるみ”とは違う“開きの弱さ”とは?
「最近、まぶたが重たくて、夕方になると目が開けづらい気がするんです。」
診察で、こんな声をいただくことがあります。
「加齢のせいかな?」と思われがちなこの症状、実は“眼瞼下垂”と呼ばれる変化のサインかも。
まぶたは、「挙筋(きょきん)」という筋肉が縮むことで上に引き上げられます。
この挙筋は、まぶたの中で「挙筋腱膜(けんまく)」という薄い膜を介して皮膚や瞼板に接続されています。
加齢などによりこの腱膜が緩んだり、外れてしまったりすると、目を開ける力がうまく伝わらず、まぶたが十分に上がらなくなる状態になります。
これが「腱膜性眼瞼下垂」であり、最も多く見られるタイプです。
特に軽度の下垂では“たるみ”との見分けが難しいこともありますが、疲れやすさや見た目の変化がヒントになります。
「挙筋腱膜前転法」といった、原因となっている挙筋腱膜の短縮・再固定をする手術でまぶたの開きを改善します。また、皮膚のかぶさりを取り除くことでまぶたの重さを解消します。
眼瞼下垂が軽度で、同時に二重ラインの改善を希望される方には、二重全切開の中で腱膜を調整する方法もあります。
など、症状がひどい場合は実年齢より老けた印象を与えてしまうことも。
眠たそう ・ 不機嫌そうーー本当はそんなつもりじゃないのに、目元が語ってしまうことがあります。
眼瞼下垂は、ただの“見た目の悩み”ではなく、“あなたらしさ”を取り戻す治療でもあります。
「前より明るく見えるね」そんな言葉は、何よりの変化かもしれません。
執筆者
医師野尻 岳
日本形成外科学会認定専門医
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